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1. 趣味が高じていつの間にかけじめなく今の仕事をしている。 仕事、の持つ一般的な概念の物差しを持ち込めば 仕事、と口にするのはいまでも大いに後ろめたい。 自分の住む町に音楽産業はない。 でも何かしら作り甲斐のあるものがある、 それを信じてみる価値はある、大した根拠もなくやってきて 気がつくと早や10年以上の歳月が流れていた。 More #
by i-stand-alone
| 2008-07-06 17:35
| something 4 S A
2. 橋口武史は彼が学生時代からの友人で これまでいくつかのレコーディングをともにしたが いたいけな小学生時に九州コンクールで優勝した神童も 狭量な業界を飛び出した後はかなり冷飯を食った。 ギターは基本的に独りで弾き、他楽器奏者は驚くほどその音楽を知らず、交流もない。 最初に彼を聴いたバッハと現代音楽の尖鋭なプログラム以来 彼をソリストとして以外考えた事もないが、機あらば出来る限り 異業種楽器の個性の強い実力派に彼を推した。 ここ数年すっかり「共演者」として定着したのは嬉しいが、同時に複雑でもある。 More #
by i-stand-alone
| 2008-07-06 17:34
| something 4 S A
3. 生きていると、人は何かしら抱えてゆく。そこでちょっと、あそこで少し。 毎日少しずつ、でも確実に蓄積し、消耗してゆく。 他人との会話から、愛する人間との関係から、毎日の糧から、 自分の生業から、路上のアスファルトから、 生気を吸い取られ、人は疲れてゆく。 年を重ねるにつれ自由を失ってゆくことに気づき、 希望や気力も失くなってゆく。 唯一、自分が、自分の人生が終焉に向かう途上にある という認識だけが日に日に覚醒する。 目覚めると無性に悲しい。 More #
by i-stand-alone
| 2008-07-06 17:32
| something 4 S A
4. ある日現場で顔を合わせた彼がポツリと呟いた 「誰もが知る小さな名曲を自分なりに弾きたい」という言葉に 寂しさを埋める為だけに腐れ縁女性たちとの虚ろな現実逃避を 繰り返す自分のぼんやりとした週末への思考が突如遮断された。 ずいぶんと長い間忘れていた感情が心中で閃光となった。 幼い頃、父が夕べにかけていたレコード。 寝入りながら耳にしたイエペスの4曲入りコンパクト盤。 スターダストやジャニーギター、エデンの東にムーンリヴァー、 スタンダードが丸みを帯びた音で綴られるムードギター。 みんな、どこへ行ってしまったんだろう。 昨今耳にする音響設計は判で押したようにどれもクリアだが 伸びと豊満さがなく硬質で世知辛い音がする気がしてならない。 いっそアナログで録音しよう。出来ればテープ切って編集して マスターテープ出しのオールアナログ作業でやってみよう。 そう思いついた時にやたら元気になった事を覚えている。 More #
by i-stand-alone
| 2008-07-06 17:31
| something 4 S A
5. 自分がこのアイデアを抱いたとき、念頭に置いたエンジニアは かつて地元のシーンで身一つ機材を携えては連日ライヴ現場を渡り歩いて FMOA用音源を激録していた伝説の男(笑)だった。 カテゴリーを問わず実に多くのアルバム録音を手掛けてきた猛者、 有住寿一は同時に貧しき夢人たちと同視線で物を作ってきた心優しき人である。 More #
by i-stand-alone
| 2008-07-06 17:29
| something 4 S A
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